写真が上手くなるノウハウはあるの?!スタンダード?見方?ちんぷんかんぷん!
こんばんは!スズ太郎です!
前回の記事で先生に課題をもらい宮島へ修行に行ってきました。しかし撮るなかで何が撮りたいのか混乱し意気消沈して帰ってきました。
後日、宮島で撮った写真を全て先生に見せて丁寧に私の写真を元に解説してもらったので紹介します。
スタンダード?見方?自分の写真はどっち?
前回、先生は私にスタンダードの写真を撮ってきて下さいと課題をもらいました。先生曰く写真には大きく分けてスタンダードと見方の写真があるみたいです。
スタンダードの写真とは
モチーフ(被写体)をまっすぐに捉えたもの。
写真を見ている人に現場の情報がしっかりと伝わるもの。
究極は建築写真
見方の写真とは
撮る人の感性、個性でモチーフ(被写体)を捉えたもの。
独自性、独創性に富んだもの。
究極は抽象写真。
写真を使って解説
これだけじゃまだイマイチ理解ができなかったので宮島で撮った写真を参考に解説してもらいました。
先ずは厳島神社の鳥居の写真で解説します。
写真①
これはスタンダードでしょうか?正解はスタンダードです。しかしこの場合、先生曰く、モチーフとしての鳥居が小さい。又、手前の砂浜の意味が見る人に上手く伝わらないといった改善するべき箇所がありました。
改善点として、
・もっと鳥居を大きく撮る。
・手前の砂浜に観光客を入れるなどして空き空間に意味を持たせる
のどちらかを改善されるとスタンダード写真として成り立つらしいです。
写真②
これはどちらでしょうか?見方の写真になります。水溜りに映る鳥居をモチーフにして、上に鳥居の周りにいる観光客を写すことで干潮時の神社の鳥居を撮影しています。これは完全にスズ太郎の鳥居の見方の写真となります。
写真③
最後にスタンダード写真です。鳥居大きく撮り鳥居に向かって歩く観光客を撮ってます。
次にこちらの写真を使って解説します。
写真①
このしゃもじの写真はスタンダードでしょうか?この写真は見方の写真です。この場合、じゃもじ全体がモチーフとなります。そうするとしゃもじが中途半端に切れている為、スタンダードとは言えなくなります。
写真②
次にこのしゃもじの写真はどうでしょう。この写真はスタンダードと言えます。この場合は中心のやる気一発のしゃもじがモチーフとなるのでスタンダード写真になるんですね。
このような感じで同じような写真でも見る人に何を伝えたいか何がモチーフなのかでスタンダードの撮り方も変わってくると言えます。
プロの写真家の場合
では私たちが良く見る好きな写真家さんはどちらのタイプなんでしょうか。
スタンダードタイプ
高橋ヨーコ
濱田英明
市橋織江
見方タイプ
森栄喜
奥山由之
あえて分けてみましたがプロはスタンダードも見方も上手く撮れるらしいです。
写真を見ることも勉強なので色んな写真集をこれからも見ていきたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。これはあくまで先生独自の論理に基づく写真論なので参考程度でお願いします。
先生はスタンダードが撮れればそれを軸として見方の写真が撮れると言われました。総じて言える事は撮った写真で見る人に何を伝えたいかをしっかりと明確にすることが大事なんだと思います。
私自身は普段は感性に触れた時にパシャパシャ撮ることが普通になっていました。
しかし今回のように自分の撮る写真を客観的に分析し改めて自分に何が足りないのかを理解することは次への成長に繋がる一歩になると感じました。
又、他人の写真や写真集を見た時に今までと違った視点、捉え方をできるので改めて写真の深さと楽しさを知ることが出来ました。
先生には次の課題をもらっているのでまた課題の進捗具合によって展開していきます。
良かったらコチラの記事もどうぞ!!
旅に出たくなる雑誌『TRANSIT』 最新36号はカリフォルニア特集!
こんばんは!スズ太郎です!
梅雨真っ只中ですね。雨や曇りの日が多く部屋から出るのが億劫になってます。
こんな時には海外の写真を見て旅の妄想を膨らませましょう!
雑誌 TRANSITとは
2008年に講談社から発行されているトラベルカルチャー誌。記事の写真には有名写真家が撮ったものが多く載せられています。
現場の空気感だったり旅の雰囲気を上手く撮っているので写真の勉強になるし直ぐにでも旅に出たくなる気持ちになります。
最新の36号には高橋ヨーコさんの写真も掲載されています。
表紙は柏田テツヲさんの写真です。
TRANSIT(トランジット)36号カリフォルニア もうひとつのアメリカへ (講談社 Mook(J))
- 作者: ユーフォリアファクトリー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/16
- メディア: ムック
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28号では川島小鳥さんの写真が掲載されています。
TRANSIT(トランジット)28号 美しき海の路めぐりて 琉球・台湾・香港 (講談社 Mook(J))
- 作者: ユーフォリアファクトリー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/27
- メディア: ムック
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スナップ写真や風景写真を撮る方はとても参考になる写真が多いです。
雑誌もお洒落なのでインテリアとして飾るものありですね。
良かったら是非買って見てください!
写真上達への道!広島の世界遺産!宮島を取り尽くせ!
こんばんは!スズ太郎です!
最近、写真に迷いがあって写真の先生に助言をもらいに行ってきました。
プロローグ
梅雨の日曜日。カフェ・ブレッソンにて
私「今年の目標として写真集を作りたいと思ってるんですけど写真に統一性もないしテーマも思いつかないし行き詰まってます」
先生「んー先ずはスタンダードな撮り方を習得することが良いんじゃないかな」
私「スタンダード?」
先生「スズ太郎は好きなものを好きなように今は撮ってるよね。それを誰が見ても分かりやすい写真、これぞスタンダードという写真を撮ることが先ずは大事だと思うよ」
私「具体的にどうすれば?」
先生「宮島で撮ってみたら?厳島神社、千畳閣、商店街。この辺をしっかりと撮ってみるとか。スタンダードな写真が撮れればそれが軸又は芯となる写真となるから自分の見方の写真も撮れるようになるよ!」
正直、先生の言うことは分かるような分からないような感じで理解半分でしたが現状を打開したい私は気合充分に先生の課題に取り組む事にしました。
いざ、宮島へ
翌日の月曜日もお休みだったので朝から宮島へ撮りに行ってきました。
梅雨の時期なのにものすごい晴れ模様。今年の梅雨は全然雨が降りませんね。
路面電車に乗って宮島へ向かいます。
フェリー乗り場から早速撮っていきます。先生の言葉を半分以下しか理解していない僕はとにかく数を撮らないととシャッターをきりまくります。
pentax67 + smc55mm f4 + portra400
ontax t2 + carl zeiss sonnar 38mm f2.8 + portra400
pentax67 + smc55mm f4 + portra400
疲れて休んでいるとギャル2人に写真撮ってもらえませんかとお願いされました。
一眼を持っていると、こいつ写真上手いんじゃないかと思われ頼まれるのはあるあるです。
ギャル「ちょー上手く撮れてるじゃん!!ありがとう!」
意外にも思った以上に凄く喜んでくれて疲れが少しとれたのでもう少し頑張ることに。
pentax67 + smc55mm f4 + portra400
α7Ⅱ + voigtlander nokton50mm f1.1
結局、朝9時に島上陸して18時くらいまで撮っていました。精神と時の部屋にいた気分でした。
撮った写真を持って先生の元へ
私「とにかくいっぱい撮ってきました」
撮った生データを見てもらいます。
先生「これはスタンダードだと思いますか?」
私「思います」
先生「これはスタンダードではないです」
クイズみたいなやり取りを繰り返します。
先生が言っていることは下記の2点だと思われる。
<写真を撮るときに注意する事>
・しっかりとした構図で撮ること。
・写真の中のモチーフがしっかりと見る人に伝わる写真である事。
雑な文章ですみません。気分がのれば加筆していきます。