五月晴れの下、カメラ持って自転車で風をきる
広島は過ごしやすい日が続いてます。
こんにちは、スズ太郎です。
今日は僕のある休日について書いていきます。
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目次
休日の始まり
土曜日の昼前。ぼーっとしながらYouTube。
唐突に出てくるLINEの通知。
リョー君「なにしてんの?」
私「ぼーっとしてる」
リョー君「笑、今日はなんもないの?」
私「夜にブレッソン(写真の師匠がやってるカフェ)で写真集を読む会に行くぐらい」
リョー君「俺もそれ行くよ、それまで街で写真撮らない?」
私「了解!」
私の休日が始まる。
PARCO前集合
待ち合わせ場所に着くと、ちゃんまい、ヒロキもいて4人に。計画も無く、さあ、どうしようかはいつもの事。
ちゃんまい「本と自由(横川の本屋)に行きたいな」
空は綿飴のような雲がいくつかあるだけで薄い水色のような青が広がる。暑くもなく寒くもなく心地よい風を感じながら蛇のように並んだ僕らの自転車は目的地を目指す。
contax t2 + carl zeiss sonnar 38mm f2.8 + portra400
シャッターが閉まってる。どうやら今日は臨時休業か。昨夜は何かイベントがあったらしい。店主も疲れたか。
私「休みやん、えーどうする?何処行く?」
リョー君「広島駅周辺は?あまり撮った事ないし」
ヒロキ「そうしましょうぜ」
僕らは新たな目的地に向けて出発する。
偶然
白島の橋を渡りきったとこで、首からカメラ2台を下げた見覚えのある男性が現れた。
私「なうっちーやん!」
彼もこの写真日和にカメラを持ち出し散歩せずにはいられなかったのだろう。新たな仲間を加え僕らは1度、駅近くのブレッソンで休息することに。ブレッソンに入ると又も見覚えのある女性2人が会話を楽しんでいた。
私「あめちゃん、えっみおちゃんも!」
又も偶然の出会い。しかし私たち写真仲間が偶然出会い事は意外とある。広島の街は狭い。
私「どうです?僕らと散歩しません?」
女性2人「良いですね、用事があるので途中まで御一緒します」
店主に許可を得て自転車を店に置き、僕ら7人は散歩を始めた。
あてのない散歩
カメラを片手に散歩。談笑しつつ自分の感性に触れるものがあればシャッターをきる。話題は写真はもちろん、恋愛事情、仕事とジャンルを問わず尽きる事はない。ふと気づくと誰かが撮影し始めいつの間にか迷子になる。
「ヒロキ、どこ行った?」
そんな事を繰り返しながら僕らは写真を楽しんだ。どんくらい歩いたのだろう。iPhoneのヘルスケアの歩行距離は10kmを超えていた。あっという間に時間は過ぎ、あめちゃん達とも別れ、ヒロキも在廊があるからとブレッソンに戻った。
西日が僕らの長い影をつくる。新幹線や踏切の音、駅の喧騒も心地良い。
「そろそろ、行きますか」
散歩を充分に楽しんだ僕らは、夜の写真集を読む会に参加する為、店に足を向け歩き始めた。
何気ない休日の1日。でも五月晴れの下で友と散歩した1日が私にとって最高の思い出に残り最高の1日になったのは間違いない。