最強のポートレート向け中判カメラPENTAX67!!
夏に向けたダイエット失敗しました。
こんばんは!スズ太郎です。
今回は私が約1年間、愛用しているpentax67というカメラを紹介したいと思います。
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pentax67とは?
ペンタックスが販売していた中判フィルム一眼レフカメラでございます。
通称「バケペン」化け物ペンタックスの略。
普通のカメラに比べて大きく凄く重いんですよ。
中判サイズは6×7㎝判を採用しておりブローニーフィルムで10枚の撮影が可能です。
生産型式、年式について
pentax67は大きく分けて3つのパーツで構成されていて、それぞれが生産時期によって仕様やデザインが異なる部分があります。
■ボデー
pentax6×7前期型(1969年〜)
ミラーアップ無し。現物修理できない。
pentax6×7後期型(1976年〜)
ミラーアップ有り
本体前から見て左側レンズマウントの横にミラーアップ用ボタンがついた。
pentax67(1989年〜)
ロゴに×がなくなる
pentax67II(1998年〜2009年)
標準で露出計が内蔵
■ファインダー
6×7と67は互換性がありますが67IIは互換性なし。
TTLペンタプリズムファインダー
シャッターと連動する露出計を内蔵したファインダー
アイレベルペンタプリズムファインダー
通常のファインダー
ウエストレベルファインダー
二眼レフカメラのように上から覗き込む仕様になっています。
■交換レンズ
全てのモデルで互換性があります。
タクマーシリーズ
初期のスーパータクマーレンズ
SMCタクマーシリーズ
Super Multi Coat(多層膜コーティング)の略で当時としてはコーティングを最大7層膜まで施した世界初の技術を採用。
SMCペンタックス67シリーズ
pentax67以降に発売されたレンズ。同スペックのタクマーレンズで外観をマイナーチェンジしたものもあるが光学系を新規設計したものが多い。
SMCペンタックス67 75mmF2.8AL
75mm/F2.8は2001年の設計でALすなわち非球面レンズを用いた現代的な設計。現代的な優等生レンズで出荷量が極端に少ないレンズ。
購入するにあたって
現在は生産販売は終了していて中古での購入しか出来ません。
中古販売価格:約5万〜20万程度
フィルムカメラブームによって価格が高騰気味です。(2017年7月時点)
モデルと製品の状態で価格に幅はありますが、良い状態で67IIとかだと高値で販売されていますね。ボデー、ファインダー、レンズのモデルがバラバラの組み合わせで販売されているケースもあるので注意が必要です。
最近の流行から価格が下がることは暫くないのではと推測します。
現物修理について
メーカー修理対応も終了していますが専門の修理業者が一部のモデルを除き対応しています。こちらのサイトをご覧ください。
使用するにあたっての注意事項
使用には電池が必要
この電池は現在は生産していない為、価格が高めになっています。
amazonなどで購入可能です。
4LR44はLR44という電池が4つという意味です。LR44電池は現在も100均などで安く入手出来るので、この電池を4つ組み合わせることで4LR44電池を作ることができます。スズ太郎は貧乏の為テープで繋いで使用しています。
専用のアダプターも販売しているようです。
ストラップ取り付けには専用金具が必要
ストラップを付けるには専用金具が必要です。
この金具2つを使用して4箇所にとめることが出来るので好きな形でつけてもらえれば良いです。
ストロボの使用にはハンドグリップが必須
ペンタックス67のボデーにはホットシューがありません。ストロボを使用する場合は木製のハンドグリップが必須となります。ハンドグリップの上部にホットシューがあり、そこにストロボを取り付けることで使用し易くなります。
しかしハンドグリップを取り付けるとストラップを取り付けることができないという難点が発生します。
このグリップはヤフーオークションでは約1万円で取引されています。結構高いです。
実際に使用してみて
私が使用しているのはpentax6×7後期型。
使用しているレンズはSMCタクマーの105㎜と55㎜。
描写
淡く柔らかい絵を吐き出します。
逆光にも強く被写体深度が浅いのでボケ感が凄く綺麗です。
機能性
ミラーショックが大きく手ブレしやすいです。
シャッタースピードは1/1000秒から1秒までありますが基本ミラーアップをしてから撮るのが良いです。1/125秒以下はミラーアップ必須だと思います。
ミラーのない二眼レフカメラと比べるとブレには弱い印象です。
とにかく重いので長時間持ち歩くのは体力がいります。
作例
まとめ
このカメラは美しいボケ感と優しい描写から基本的にポートレートを撮るのがベストだと思います。しかし6×7というサイズと豊富なレンズ群からポートレートに留まらず風景、スナップと幅広い被写体を撮ることも出来るカメラです。価格も中判カメラの中では安価なので中判やってみたいなって人にはオススメですね。写真家では濱田英明さんが愛用しているカメラでもあります。中判に興味がある方は是非、検討してみて下さい。
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